あらしとじゃんぷとえびととらじゃとふぉゆ

ありきたりだった毎日変えてくれた

伊野尾慧という人間

4月23日20時5分。いつもの土曜日の楽しみであるらじらーが始まった。伊野尾くんと光くんの「こんばんワッフォーイ」という挨拶と共に。

先週の熊本の地震に対するお手紙を二人が読み上げた。伊野尾くんの番になったとき、私は少し伊野尾くんの異変に気付いた。

泣いてる?

最初は分からなかった。しかし、読み進めていくうちにどんどん伊野尾くんの声は涙声になっていき、時折鼻をすする音も聞こえた。正直なところ、当事者にしか分からない辛さがあるので、私には被災者の気持ちは全ては分からない。だけど、伊野尾くんは大学の時被災地に赴き、実際の現場で様々な方から話を聞いている。そして、去年「カラフト伯父さん」という震災がテーマの舞台にも主演として出演した。そのこともあってか、人一倍震災に対する思いは強いのだろう。それとも、何かあったのか。いずれにせよ、伊野尾慧という人間がすごいということは間違いない。それは、アイドルとしてはもちろん、人間としてもだ。

いつもはあまり自分の感情を出さない伊野尾くんがここまで感情をむき出しにしている。普通なら、お便りも普通に読むはず。だけど、あのように読んだというのは、震災に対して本当に強い思いがあるからだと思うし、それが堪えられなくなった本当の伊野尾くんの気持ちが表れた結果だと思う。

私は文章にするのが苦手なので、言いたいことが上手く伝わらない。

だけど、だけど!今日のらじらーでの伊野尾くんは、一人の人間として、言葉を詰まらせながらも、しっかりしたコメント、曲ふりもしていた。何より、被災者のことを思っていて、本当に本当に気持ちが伝わってきた。


私の好きになった伊野尾慧がそこにいた。

やっぱりすごいや。

本当にすごい。


伊野尾くんのようになれるかどうか分からないけど、伊野尾くんに出会えて、私の人生も少しは素晴らしいものになったかな。。